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大江戸温泉物語 天草ホテル亀屋 デザインコンセプト

はじめに

大江戸温泉物語 天草ホテル亀屋が所在する天草諸島は、九州西部の熊本県と鹿児島県にまたがる諸島で、北は有明海、東・南東は八代海(不知火海)、西・南西は東シナ海の天草灘と、豊かな海に囲まれています。

 

16世紀、そんな天草を訪れた西洋人によって、この地には、油絵、銅版画、活版印刷機、地球儀、機械時計、眼鏡、オルガン、カルタ、タバコ、キリスト教など、様々な文化が持ち込まれました。それはやがて、日本人と西洋人との初めての接近によって生まれた“新たな日本の文化”「南蛮文化」と呼ばれるようになり、独特の世界観が花開いたのです。

 

さて、ここ天草に誕生した「大江戸温泉物語 ホテル亀屋」は、天草で最も高い場所に位置する地形や煌めく海に染まる夕日、山々の美しい陰影からインスピレーションを得て、「海神(わだつみ)の宮」(島の向こう、海の向こうを超えてたどり着く、ワクワクするような空間づくり)をコンセプトに、2019年8月1日、リニューアルOPENいたしました。 

 

 

 

“コンテンポラリー 天草スタイル”

天草で花開いた南蛮文化のエレメントにフィーチャーしつつ、コンテンポラリーな空間構築を展開し、新しい現代的なデザインへ昇華させました。ストーリー性を意識したモチーフや天草の自然・伝統文化・南蛮文化のエレメントを要所で用いて、和の空間にアクセントを添えています。
この南蛮文化と日本文化が混ざり合った独特の風土を、我々は「天草スタイル」と呼び、天草ホテル亀屋では、それを存分に味わって頂けるよう、様々な趣向を凝らしました。 訪れるお客様お一人お一人にとって、天草らしくもあり、また新しい発見と楽しさもある、そんな場所になることを願ってやみません。

 

<南蛮文化のモチーフ>

ステンドグラス 南蛮渡来の文様 フローリング・家具 更紗

 

 

内部のサイン展開

色合いは天に上るような雰囲気で、フロント回りは、和の織物(はごろも)をイメージして和の色合いで和紋を採用し、織物のように見せました。さらに、和紋(和柄)をシンプルにデフォルメし、各館を分かりやすくピクト化、フロアごとにカラーを変えました。また、大江戸温泉物語の代名詞「色浴衣」にも、この和紋は採用されています。

 

 

色浴衣コーナー

玉手箱とは、身だしなみを整えるアイテムであった「たまくしげ」から派生した言葉で、その語源にちなみ、玉手箱をモチーフにした大江戸温泉物語の代表的なサービス「色浴衣コーナー」を設置しました。

 

 

壁紙 模様

和モダンとは一線を画した和洋折衷、日本の良い部分と西洋の融合を表現しました。西洋の文化が一気に日本に入ってきた時代の独特な「大正ロマン」にも通ずるような、色使いを感じて頂けます。その東西文化融合の「大正ロマン」からヒントを得て、壁紙には、日本画に初めて西洋の女性像を持ち込んだ竹下夢二ゆかりの文芸雑誌の表紙絵柄を採用しました。

 

 

レストラン

入り口の照明は海の中を通っていく象徴として気泡を模し、ワクワク感を演出しました。そこを抜けると、いよいよ、わだつみの宮の中心部、おもてなしの宴の舞台というイメージでデザインしました。フロアは南蛮由来の文様「ヘリンボーン」を配し、壁には南蛮貿易により天草にもたらされた「天草更紗」や反映の象徴である「牡丹唐草」がデザインされています。方位によって色が異なり、四季(五行思想)を意識させるようなカラーコーディネートも注目のポイントです。